スプレー缶を使い切った後、正しく処分するためにはガスを抜くことが大切です。
そのため、スプレー缶に穴をあけて処分するように求めている自治体もあります。
しかし、スプレー缶の穴あけは、やり方を間違えると危険を伴う作業でもあります。
この記事では、スプレー缶の穴あけ方法や、その他の安全なガス抜きの方法、スプレー缶を処分する際の注意点について詳しく解説します。
スプレー缶は何ごみ?
スプレー缶は一般的に「不燃ごみ」や「危険ごみ」として分類されることが多いです。
ただし、スプレー缶の処分方法は自治体によって異なるため、必ず地域のルールを確認しましょう。
特に、スプレー缶の中にガスが残っている状態では危険が伴いますので、適切な処分方法を守ることが重要です。
ガスが残ったスプレー缶の危険性
スプレー缶には可燃性ガスが含まれていることが多く、残留ガスがある状態で破棄すると、爆発や火災の原因になります。
そのため、スプレー缶を処分する前にガスを完全に抜くことが求められています。
自治体のルールを確認
一部の自治体では穴あけをせずにそのまま捨てることが許可されている場合もあるため、自治体の指示に従いましょう。
東京都杉並区の場合
東京都杉並区の場合、スプレー缶の処分を以下のように分類しています。
スプレー缶の穴あけ方法
スプレー缶に穴をあけてガスを抜く方法は、手軽に行える反面、注意を払わないと危険です。
以下に、正しい穴あけの手順と注意点を解説します。
穴あけ専用器具を使用する
スプレー缶の穴をあける際は、専用の「穴あけ器具」を使用するのが最も安全な方法です。
ホームセンターやインターネットで購入でき、スプレー缶の底に押し当てて穴をあけることで、残留ガスを安全に排出できます。
穴あけの手順
穴あけの手順は以下のとおりです。
安全な場所で作業する
風通しが良く、火気のない場所を選びます。
スプレー缶を使用する屋内作業は避け、できるだけ屋外で行いましょう。
残留ガスをできる限り出す
スプレー缶をしっかり振って、ノズルを押し、音がしなくなるまで中身を完全に出し切ります。
穴あけ器具を使って穴をあける
スプレー缶の底部に器具をしっかりと当て、押し込みます。強く押し込むことで穴が開き、ガスが完全に抜けます。
穴あけの際の注意点
穴をあける際、火や火花が近くにあると引火する恐れがあるため、絶対に火の気のない場所で行ってください。
また、スプレー缶から出るガスは有毒な場合もあるため、必ず風通しの良い場所で作業しましょう。
ライターの処分方法は、こちらの記事にて紹介しています。
その他のスプレー缶のガス抜き方法
穴あけ器具がない場合でも、安全にガスを抜く方法はあります。
以下の方法を使って、スプレー缶のガスを確実に抜きましょう。
ノズルを押し続けてガスを抜く
最も簡単な方法は、スプレー缶のノズルを押し続けて中のガスを完全に抜くことです。
ノズルを押し、音がしなくなるまでガスがなくなるのを確認してください。
専用のガス抜きキャップを使用する
スプレー缶専用の「ガス抜きキャップ」を使うと、簡単にガスを抜くことができます。
ガス抜きキャップは、スプレー缶のノズルに取り付けてガスを放出させるための道具で、安全にガスを抜ける仕組みです。
スプレー缶の処分方法
スプレー缶のガスを抜いた後は、適切に処分する必要があります。
以下に、安全で効率的なスプレー缶の処分方法を紹介します。
自治体のごみ回収に出す
スプレー缶を通常のごみとして出す場合、自治体の不燃ごみや危険ごみとして分類されることが多いです。
自治体の指定する収集日に従って出しましょう。
リサイクル業者に引き取ってもらう
リサイクル可能な金属が使われているスプレー缶は、リサイクル業者に引き取ってもらうことができます。
リサイクル業者は、スプレー缶を分解し、金属部分を再利用します。
家電量販店やホームセンターで回収してもらう
一部の家電量販店やホームセンターでは、スプレー缶の回収ボックスを設置していることがあります。
無料で回収してくれる店舗もあるため、近くの店舗に確認してみましょう。
スプレー缶の処分はアール不用品回収にお任せ!
スプレー缶の処分を考えている場合、アール不用品回収がおすすめです。
アール不用品回収では、家庭やオフィスで不要になった物を効率的かつ手軽に処分ができます。
1. 運搬の手間がない
アール不用品回収は、自宅やオフィスに訪問して回収を行うため、スプレー缶を自分で処分する手間が省けます。
特に、スプレー缶やその他不用品が大量にある場合、自分で処分するのは面倒ですが、アール不用品回収がすべて引き取るため、手間や時間がかかりません。
さらに、オフィスの移転や引っ越しの際などにも活用しやすい点が大きなメリットです。
2. 法に基づいた適切な処分
アール不用品回収は、廃棄物の処理に関する法律に基づいて適切に処理を行っています。
アール不用品回収に依頼すれば、リサイクル法や個人情報保護の観点から、適切な方法で処分されるため、安心して利用できます。
3. 他の不用品もまとめて処分可能
アール不用品回収はスプレー缶だけでなく、家具やその他の不用品もまとめて処分できるというメリットがあります。
大掃除やオフィスの片付けを、引っ越しの際に、一度に多くの不用品を効率的に処分できるため、作業の負担を大幅に軽減できます。
また、アール不用品回収は分別の手間を省くサービスも提供しているため、手間を最小限に抑えられます。
4.無料見積もりで安心
アール不用品回収は、事前に無料で見積もりを提供しているため、処分にかかる費用をあらかじめ確認できます。
これにより、予算内で効率的に不用品を処分でき、安心してサービスを利用できます。
出張料などもいただいていないため、無料でお気軽にお見積りが可能です。
5. 即日対応で緊急処分が可能
急ぎで不用品を処分したい方のために、アール不用品回収は即日対応をしています。
引っ越しや大規模なオフィス移転など、早急な対応が必要な状況でも、迅速に処分を行っているため、スピーディーに不用品を片付けることが可能です。
スプレー缶の処分の注意点
スプレー缶を処分する際には、いくつかの注意点があります。
これらのポイントを守ることで、事故を防ぎ、安全に処分することができます。
火気の近くで作業しない
スプレー缶は可燃性のガスを含むため、火のそばで穴をあけたりガス抜きを行うのは非常に危険です。
火気厳禁の場所で作業しましょう。
中身が残っている缶は処分しない
中身が残っているスプレー缶をそのまま処分するのは避けましょう。
必ずガスを抜き切ってから処分し、爆発や火災のリスクを減らします。
不法投棄は厳禁
スプレー缶を不法投棄することは法律で禁止されています。
不法投棄は環境に悪影響を与え、罰則が科せられるため、必ず正しい方法で処分しましょう。
まとめ
スプレー缶を安全に処分するためには、ガスを完全に抜き、自治体のルールに従って処分することが重要です。
穴あけ専用器具やガス抜きキャップを使用することで、手軽にガスを抜くことができます。
また、大量のスプレー缶を一度に処分したい場合は、不用品回収業者の利用を検討しましょう。
安全に処分して、環境への配慮も忘れずに。