携帯電話の買い替えや使用しなくなったとき、古い携帯電話をどう処分すればよいか迷うことが多いでしょう。
実は携帯電話はリサイクル資源の宝庫であり、適切に処分すれば環境にも優しい選択ができます。
本記事では、携帯電話の処分方法、注意点やバッテリー・充電器の捨て方についても詳しく解説します。
携帯電話は何ごみか?
携帯電話は、通常の家庭ゴミとして捨てられません。
これは、携帯電話がリチウムイオン電池や貴重な金属、プラスチックを含むリサイクル可能な製品であり、さらに個人情報が含まれることが多いためです。
携帯電話は、「小型家電リサイクル」の対象製品なため、小型家電回収ボックスを設置している自治体に持ち込むことが一般的な方法です。
スマートフォンの処分方法は、こちらの記事にて詳しく紹介しています。
杉並区での携帯電話の捨て方
杉並区では、資源を有効活用するため、携帯電話を含む小型家電15品目の拠点回収を実施しています。
詳細は以下のページでご確認ください。
参考:杉並区公式ホームページ,使用済み小型家電15品目の拠点回収
携帯電話の処分方法5選
携帯電話の処分方法は、リサイクルや安全に廃棄するためのいくつかの方法があります。
以下では、代表的な5つの方法を紹介します。
① キャリアショップでの回収
携帯電話キャリア(NTTドコモ、au、ソフトバンクなど)では、古い携帯電話の回収サービスを実施しています。
店舗に設置されている専用の回収ボックスに携帯電話を投入するだけで、リサイクルに回されます。
キャリアショップでの回収は無料であり、リサイクルされた携帯電話は貴重な金属や素材が取り出され、再利用されます。
機種変更のタイミングで新しい携帯電話を購入するときに同時に持ち込むと、手間をかけずに処分できるのが大きなメリットです。
また、個人情報の削除方法なども教えてもらえる点もメリットです。
② 小型家電リサイクルボックスを利用する
自治体の施設や大型家電量販店には、小型家電リサイクルボックスが設置されています。
このボックスは、スマートフォンや携帯電話など小型の家電製品を対象にしており、簡単にリサイクルに出せる便利な方法です。
携帯電話をこのリサイクルボックスに投入することで、内部に含まれる金属やプラスチックなどの素材が再利用され、資源を無駄にせずに処分することができます。
小型家電リサイクル法に基づき、環境に配慮したリサイクルが行われるため、地球に優しい選択肢です。
多くの自治体でこのボックスが設置されているので、近隣の回収場所を確認してから利用すると良いでしょう。
③ リサイクルショップや中古ショップで売る
まだ使える状態の携帯電話であれば、リサイクルショップや中古ショップに持ち込んで売ることが可能です。
特にスマートフォンは、古い機種であっても需要があるため、動作が良好であれば買取をしてくれる場合があります。
また、持ち込む前にデータを完全に消去しておく必要があります。
ただし、古い携帯電話は買取を拒否される場合もあります。
④ ネットオークションやフリマアプリを利用する
スマートフォンや携帯電話は、ネットオークションやフリマアプリでも販売可能です。
ヤフオクやメルカリなどのアプリを利用して、不要になった携帯電話を全国の買い手に向けて販売できます。
ただし、取引の際には、購入者とのコミュニケーションや発送作業といった手間がかかります。
⑤ 不用品回収業者に依頼する
携帯電話を含めた複数の不用品をまとめて処分したい場合、不用品回収業者に依頼するのも効果的な方法です。
不用品回収業者は、自宅まで回収に来てくれるため、特に大量の不用品を一度に処分したい場合や、重いものを運ぶのが困難な場合に役立ちます。
業者に依頼すれば、手間をかけずに処分が完了し、スムーズに不要品を片付けられます。
携帯電話を無料で回収してもらう方法
ここでは、携帯電話を無料で回収してもらう方法はあるか解説します。
① 携帯電話キャリアの店頭回収
先ほど紹介したキャリアショップでの回収は、無料で行われるため、もっとも手軽な方法です。
全国に店舗があり、機種変更の際に簡単に利用できます。
② 小型家電リサイクルボックス
自治体の回収ボックスも無料で利用できます。
回収ボックスに携帯電話をそのまま投入できるため、簡単で手間がかかりません。
ただし、設置場所が限られている場合があるため、事前に確認しましょう。
携帯電話の処分はアール不用品回収にお任せ!
携帯電話の処分を考えている場合、アール不用品回収がおすすめです。
アール不用品回収では、家庭やオフィスで不要になった物を効率的かつ手軽に処分ができます。
1. 運搬の手間がない
アール不用品回収は、自宅やオフィスに訪問して回収を行うため、携帯電話を自分で処分する手間が省けます。
特に、携帯電話が大量にある場合、自分で処分するのは面倒ですが、アール不用品回収がすべて引き取るため、手間や時間がかかりません。
さらに、オフィスの移転や引っ越しの際などにも活用しやすい点が大きなメリットです。
2. 法に基づいた適切な処分
アール不用品回収は、廃棄物の処理に関する法律に基づいて適切に処理を行っています。
アール不用品回収に依頼すれば、リサイクル法や個人情報保護の観点から、適切な方法で処分されるため、安心して利用できます。
3. 他の不用品もまとめて処分可能
アール不用品回収は携帯電話だけでなく、家具やその他の不用品もまとめて処分できるというメリットがあります。
大掃除やオフィスの整理、引っ越しの際に、一度に多くの不用品を効率的に処分できるため、作業の負担を大幅に軽減できます。
また、アール不用品回収は分別の手間を省くサービスも提供しているため、手間を最小限に抑えられます。
4.無料見積もりで安心
アール不用品回収は、事前に無料で見積もりを提供しているため、処分にかかる費用をあらかじめ確認できます。
これにより、予算内で効率的に不用品を処分でき、安心してサービスを利用できます。
出張料などもいただいていないため、無料でお気軽にお見積りが可能です。
5. 即日対応で緊急処分が可能
急ぎで不用品を処分したい方のために、アール不用品回収は即日対応をしています。
引っ越しや大規模なオフィス移転など、早急な対応が必要な状況でも、迅速に処分を行っているため、スピーディーに不用品を片付けることが可能です。
携帯電話を処分する際の注意点
携帯電話を処分する際の注意点は以下のとおりです。
① 個人情報を削除する
携帯電話には個人情報が含まれていることが多いため、処分前に必ずデータを削除することが重要です。
単に初期化するだけでなく、可能であれば、専門のデータ消去ソフトを使用するか、業者に依頼することをお勧めします。
② バッテリーは取り外す
内蔵型バッテリーを除き、携帯電話に装着されているリチウムイオン電池は、通常のゴミに出すことができません。
取り外したバッテリーは、別途、適切な方法で処分する必要があります(バッテリーの処分方法は後述します)。
③ 不法投棄をしない
携帯電話の不法投棄は絶対にやめましょう。
不法投棄は環境への深刻な悪影響を引き起こすだけでなく、法律違反であり、発覚すると重い罰則が科されます。
また、自治体が清掃を余儀なくされることで、地域の環境美化に悪影響を与えると同時に、追加の税金負担が発生する可能性もあります。
携帯電話の処分は、自治体の規定に従い、適切な方法で行うことが重要です。
バッテリーと充電器の処分方法
ここでは、バッテリーや充電器の処分方法を紹介します。
① バッテリーの処分方法
携帯電話のバッテリーには、主にリチウムイオン電池が使われています。
このリチウムイオン電池は、有害物質を含むため、通常のゴミに出せません。
以下の方法で適切に処分しましょう。
リサイクルボックスの利用
多くの自治体や家電量販店には、バッテリー専用のリサイクルボックスがあります。
ここに投入することで、安全にリサイクルされます。
家電量販店の回収サービス
家電量販店の多くは、使用済みバッテリーの無料回収を行っています。
購入時や買い替えの際に利用すると便利です。
② 充電器の処分方法
充電器は、携帯電話本体とは異なり、通常のプラスチック製品や電子機器として扱われる場合があります。
以下の方法で処分できます。
不燃ごみとして出す
多くの自治体では、充電器を「不燃ごみ」として処分可能です。
詳細はお住まいの自治体の指示に従いましょう。
小型家電リサイクルボックスを利用
小型家電リサイクルボックスには、充電器も投棄可能な場合があります。
自治体のリサイクルボックスを確認してみましょう。
まとめ
携帯電話の処分は、環境や資源保護の観点からも重要な問題です。
適切な方法でリサイクルや廃棄を行うことで、環境への負荷を減らしつつ、再利用可能な資源を活用することができます。
本記事で紹介した5つの処分方法や、無料で回収してもらう方法を参考に、古い携帯電話を安全かつ効果的に処分してください。
また、バッテリーや充電器の処分も忘れずに、適切な方法で行いましょう。
データの完全消去やバッテリーの取り外しなど、安全に配慮した処分方法を心がけることで、個人情報を守りつつ、環境にも優しい選択ができます。
これらのステップを踏めば、安心して携帯電話や周辺機器を処分できるでしょう。
最後に、処分する前にお住まいの自治体や利用しているキャリアの回収サービスなどを確認し、自分に合った最適な方法を選ぶことが大切です。