オフィスの照明が古くなったり、LED照明に切り替えたりする際に、使い古した照明の処分に困ることは少なくありません。
照明器具は家庭用のゴミとして捨てられるものもありますが、オフィス照明のような大型や業務用の照明には特別な処分方法が必要な場合があります。
本記事では、オフィス照明の処分方法や注意点について詳しく解説します。
正しい処分方法を理解して、効率的にオフィス照明を廃棄しましょう。
オフィス照明は何ごみ?
オフィスで使われている照明は、材質やサイズによって分類が異なることがあります。
一般的な照明器具の多くは「不燃ごみ」や「粗大ごみ」に分類されますが、オフィスで使用する大型の照明器具や蛍光灯など、特殊な素材を含むものは自治体の通常のゴミ処理方法とは異なることが多いです。
蛍光灯やLED照明の場合
蛍光灯やLED照明はリサイクル可能な素材が含まれているため、多くの自治体では「不燃ごみ」や「資源ごみ」として分類されることが多いです。
特に蛍光灯には水銀が含まれているため、適切なリサイクルが求められます。
捨てる際には、ガラス部分が破損しないように丁寧に梱包することが重要です。
照明器具は「粗大ごみ」扱いが多い
大きなオフィス照明や器具そのものは「粗大ごみ」として分類される場合が多く、通常のゴミの日には回収されないことが一般的です。
自治体の粗大ごみ回収サービスを利用するか、専門の回収業者に依頼する必要があります。
オフィス照明の処分方法
オフィス照明の処分にはいくつかの方法があります。
オフィスの規模や使用している照明の種類によって最適な方法を選ぶことが大切です。
自治体の粗大ごみ回収を利用する
オフィス照明を自治体の粗大ごみとして処分する場合は、事前に回収の申し込みを行う必要があります。
多くの自治体では、照明器具は粗大ごみとして処理され、1回の回収につき数百円から数千円の手数料がかかることがあります。
回収日は指定されているため、事前に日程を確認してから申し込みを行いましょう。
不用品回収業者に依頼する
オフィスの引っ越しやリニューアル時に大量の照明器具を処分する場合、不用品回収業者を利用することが便利です。
照明器具だけでなく他の不要品もまとめて処分してもらえるため、手間がかかりません。
料金は業者によって異なりますが、大型のオフィス照明をまとめて処分したい場合におすすめです。
リサイクル業者に持ち込む
蛍光灯やLED照明はリサイクル可能な素材が含まれているため、リサイクル業者に持ち込むことも一つの方法です。
特に水銀を含む蛍光灯は適切なリサイクルが求められるため、専門の業者に依頼することで安全に処分できます。
自治体のリサイクル施設や、リサイクル業者の引き取りサービスを利用して、環境に配慮した処分を行いましょう。
購入店舗での引き取りサービスを利用する
照明器具を新たに購入する際、古い照明器具の引き取りサービスを提供している店舗もあります。
特に大手の家電量販店やホームセンターでは、購入時に古い照明器具を引き取ってもらえることが多いです。
新しい照明器具の購入を考えている場合は、このようなサービスを利用して手軽に処分するのも良いでしょう。
オークションやフリマアプリで販売する
状態が良いオフィス照明であれば、オークションサイトやフリマアプリを利用して販売することも可能です。
特にデザイン性の高い照明器具や、人気のあるブランドの照明器具は高値で売れることがあります。
まだ使用可能な状態であれば、処分費用をかけずに引き取ってもらえるため、まずは販売を検討してみるのも良いでしょう。
オフィスチェアの処分についてはこちらの記事で紹介しています。
オフィス照明の処分は不用品回収がおすすめ
オフィス照明の処分を効率的に行いたい場合、不用品回収業者の利用がおすすめです。
特に、オフィスの引っ越しや大規模なリニューアル時には、大量の照明器具や他の家具・家電も一緒に処分できるため、非常に便利です。
不用品回収業者を利用するメリット
不用品回収のメリットは以下のとおりです。
一度に大量の照明を処分できる
照明器具だけでなく、オフィス内の他の不要品もまとめて処分できるため、手間がかかりません。
自宅やオフィスまで回収に来てもらえる
重たい照明器具を自分で運ぶ必要がないため、体力的な負担も軽減されます。
見積もりを取って安心
回収費用は事前に見積もりを依頼できるため、予算に応じたプランで処分が可能です。
オフィス照明の処分の注意点
オフィス照明を処分する際には、いくつかの注意点があります。
以下のポイントに気をつけて、安全かつ効率的に処分を進めましょう。
水銀を含む照明器具の扱いに注意
蛍光灯などの一部の照明器具には、水銀が含まれています。
水銀は環境に有害であり、破損すると人体にも影響を与える可能性があるため、取り扱いには十分な注意が必要です。
処分する際は、自治体や業者の指示に従い、安全に処理しましょう。
自治体の分別ルールを確認する
照明器具の処分方法は、自治体ごとに異なる場合があります。
特に、蛍光灯やLED照明などの資源ごみや不燃ごみとしての分別方法に従わないと、回収してもらえないこともあるため、事前に確認しておくことが重要です。
違法投棄は厳禁
照明器具を不法に投棄することは法律違反です。
不法投棄は環境に悪影響を与えるだけでなく、罰金や罰則の対象となります。
必ず適切な方法で処分するようにしましょう。
まとめ
オフィス照明の処分は、自治体の粗大ごみ回収や不用品回収業者の利用、リサイクル業者への持ち込みなど、いくつかの方法があります。
特に大量の照明器具を処分する場合には、不用品回収業者を利用するのが最も手軽で効率的です。
また、水銀を含む蛍光灯などの処分には特別な配慮が必要ですので、安全に処分できる方法を選びましょう。