家のリフォームやDIYで余った「タイル」、処分に困っていませんか?
「これは何ごみ?」「普通に出していいの?」と迷いやすいアイテムですが、実は処分方法にはいくつか注意点があります。
この記事では、家庭で出たタイルを安全・正しく処分する方法を詳しくご紹介します。
タイルって何ごみ?地域によって扱いが違う
結論から言うと、家庭ごみとして出せる場合と、出せない場合があります。その判断基準となるのが以下の3つです。
- 枚数や量(大量かどうか)
- サイズ(粗大ごみに該当するか)
- 出どころ(自分でDIYをしたか、業者が施工したか)
【例】東京都杉並区の場合
区で通常回収してもらうことはできず、自分で清掃工場に持ち込むか、業者に処分を依頼する形に。
🔍参考:杉並区ごみ分別表(2024年6月21日改訂)
https://www.city.suginami.tokyo.jp/documents/713/0621.pdf
また、リフォームなどの工事で出たタイルは「産業廃棄物」に該当するため、家庭ごみとして出すことはできません。
業者に引き取りを依頼する必要があります。
タイルの処分方法5選|それぞれの特徴と注意点
では、実際にタイルを処分したいとき、どんな方法があるのでしょうか?
代表的な5つの処分方法を解説します。
1. 不燃ごみとして出す(小さくて少量なら)
一辺30cm未満、少量のタイルであれば、自治体によっては「不燃ごみ」として回収してもらえることがあります。
陶器やガラスと同じ扱いになるケースが多く、「1回に◯kgまで」といった制限が設けられている場合もあるので、事前確認が大切です。
2. 粗大ごみとして出す(サイズが大きい・束で処分したい場合)
タイルの束(10枚前後)など、量があるときは「粗大ごみ」に該当することがあります。
たとえば、30cm以上・5kg以上であれば、粗大ごみの扱いとなる自治体が多いです。
3. 清掃工場に直接搬入する(持ち込み処理)
杉並区のように「通常回収不可」の場合は、自分で清掃工場に持ち込んで処分する方法があります。
その場合は、タイルの重さに応じて処分料金が発生します。
指定された施設(中防不燃ごみ処理センターなど)へ予約のうえ搬入
処理手数料:約10kgごとに100〜150円程度
4. 建材リサイクル業者やホームセンターへ相談
未使用のタイル(新品)であれば、建材業者やホームセンターが引き取ってくれることもあります。
ただし、状態や数量によっては断られるケースもあるため、事前に確認してから持ち込むのが無難です。
5. 不用品回収業者に依頼する(手間をかけずに処分したい人向け)
まとまった量がある、重くて運べないといった場合は、不用品回収業者に依頼するのも一つの方法です。
回収日時の指定や、部屋からの運び出しもお願いできるため、手間をかけずに処分したい方に向いています。
タイルを無料で処分したいときの工夫
「お金をかけずに処分したい」という方は、以下のような無料処分方法も検討してみましょう。
地域の掲示板・フリマアプリを活用
- ジモティーやメルカリで「DIYに使いたい」という人に譲渡する
- 特に「アンティークタイル」や「未使用品」は需要がある
タイルを活用したDIYに再利用する
- 植木鉢の装飾や、モザイクアートなどに再活用できる
- タイルは割っても面白い素材になるため、創作が好きな方におすすめ
処分時の注意点|安全&スムーズに処分するために
タイルは硬くて重く、割れやすい素材でもあるため、取り扱いには注意が必要です。
割れたタイルを袋に入れるときは…
- 鋭利な破片が突き抜けて袋が破れることもあります
- 必ず新聞紙で包んでから、厚手のごみ袋に入れて出しましょう
建築系廃材は家庭ごみでは出せない
「業者が施工したリフォームで出たタイル」は、一般家庭ごみではなく、産業廃棄物の扱いです。
この場合、工務店やリフォーム業者が処分費用を込みで引き取ってくれるケースが多いです。
まとめ|タイルの処分は自治体ルールをチェックしてから
タイルの処分は、サイズ・量・出どころによって分類が変わります。
- 少量の小さなタイル→不燃ごみでOKなことも
- 大きなサイズや大量→粗大ごみや持ち込み処分
- リフォーム系→産業廃棄物で家庭からは出せない
特に東京都杉並区など一部自治体では、通常回収不可のケースもあるため、必ず公式サイトで確認しましょう。
面倒に感じたら、不用品回収業者への依頼も一つの手段です。
安全かつスムーズにタイルを手放すために、適切な方法を選びましょう。